忠臣蔵46+1 武士の鼓動 感想
評価:A
《FDだから許されるが雑》
・良い点
相変わらず熱い。
昨今のエロゲに足りない燃え!が前面に出ていてよかった。
幕末ときいて滾らないわけがない。
新キャラの源吾さん、新撰組、攘夷志士もみんな魅力的でキャラメイクうまいですね。
アフターストーリーの出来もよかった。
最後は別れることになってしまうのは個人的に解せないけど。
特に新八ルートは最高だった。
このために買っても損しないレベル。
・悪い点
①新撰組
悪く書きすぎ。
ストーリーの都合上赤穂浪士を引き立たせるためなのはわかる。
わかるけどひどいなぁ。
確かに新撰組はクズいこともしてる。
でも、それをいうなら攘夷側だって同じようなことしてるよ。
幕末の佐幕、攘夷両陣営ってどっちが悪で、どっちが正義とかじゃなくて、どちらにも大義があると思う。戦国時代の合戦みたいに。
そういう熱い部分を根こそぎ刈り取ってしまったなと思った。
でも今作の新撰組の扱いはちと悪すぎる…。
この辺は歴史の解釈でどうとでも言えることではあるし、幕府側についた負けた組織だからね。
勝てば官軍。
歴史は勝者の都合のいいように書かれている場合が多い。
②新規キャラの扱い
なんでシーンないの?新撰組ビッチ設定なのにシーンないの?おかしいだろ!
小五郎のシーンないし、高杉もないし!源吾もないし!いい加減にしろ!
エロシーンぬるぬる動かしてる場合ちゃうぞ!!!
③消化不良
幕末やらたいから入れた。
このシーンかっこいいから入れた。
あのさぁ…
ユーザーとしては後日談とエッチシーンのなかったキャラのルート入れてFD。
幕末は次のタイトルでやるか、ナンバリングとして地固めして作って欲しかった。
商業エロゲなんだからスタッフはオナニーばっかしてないでユーザーのこと考えて?
・まとめ
面白かった。
ただ前作の作り込みが尋常ならざるものだったので期待値高すぎた。
インレの次回作はどうなっていくのか。
今後に期待しつつFD並みの雑感で締めます。